「チコタン」から考えたトラウマソングの2つの要素

 

『月曜から夜更かし』の

8月31日放送回で「チコタン」という児童曲が取り上げられていました。

 

私は今でも小学生のとき(10年前)に合唱で歌ったことを覚えています。

ちなみにこの曲が「チコタン」です。

www.youtube.com

 

知っている方や聞いた方はわかると思いますが、途中から急に物語が変容するんです。

 

小学生のときに歌ったことを未だに覚えているのは、

あまりに衝撃的だったからです。

 

 

ストレートに「ダンプに轢かれてチコタン死んだ」って・・・

そりゃあトラウマソングになってもおかしくないわ!!!

 

 

でも小学生のときは衝撃的な歌詞をどこか楽しんでいる部分もあったように思います。

 

友達に「だれや」を連呼してふざけ合ったり、

「チコタンわろてる」を笑いながら言ったりなど、

ネタとして消費していました。

 

トラウマソングと言ってしまったら言い過ぎなのかもしれませんが、

心に強く残り続ける曲です。

 

 

 

他にはどんなトラウマソングがあるのだろう、キニナル!!!!!!

 

 

 

ということで、

バイト先の人にトラウマソングありますか?

と聞いたところ「親知らず子知らず」を教えてもらいました。

 

www.youtube.com

 

ごめんなさい、歌詞の出方が紅蓮の弓矢みたいなやつを張り付けてwww

 

 

でも確かに合唱曲にしては悲しい歌詞ですよね。

歌っている子供たちはそこまで考えてはいないと思いますが・・・

 

 

2つの曲から

トラウマソングを勝手に定義づけてみると

 

・人間の死

・その死について嘆き悲しむ

 

2つの要素が欠かせないようです。

 

 

大きな古時計」も祖父が亡くなりますが、

誰かが嘆き悲しむといった歌詞は出てきません。

人生を時計とともに振り返る、心に響く歌であることには間違いありませんが。

 

 

 

これまでトラウマソングというあまり感じのよくない表現でしたが、

合唱曲には必要な曲(物語)だと思います。

 

例え、子供が歌詞を理解できないとしても

普段考えない「生死」について少しでも触れ合い、考えることは大切です。

 

 

誰かが亡くなって、

その人の意思を引き継ぎ前向きに進んでいくことも

その人を思って嘆き悲しむことも

必要なことです。

 

 

 

だからこそ子供のときからいろんな見方があるんだぞーって

知らせてあげられる大人にならなければいけません。

 

 

規制をかけずにこれからも歌い続けてほしいと心から願っています。